音楽ブログ『おとこい』

音楽と恋に落ちる~Tune up the Music,Feel Groove Together!~

自己紹介兼ねて30の質問やってみた

 

自己紹介を兼ねて質問を30問探して作って答えました。

旧ブログで書いていた『hariの"10essentials"』もセットで読めば「このブログはどんな人が書いてるんだ?」というのがわかると思います。

 

 

1.名前は?
hari

 

2.生年月日は?
1991/9/21

 

3.出身地とその好きなところは?
沖縄出身で沖縄在住。
好きなところは海がキレイ、遊べるところがいっぱいある、小さい島だけど中身は濃い。

 

4.兄妹何人?
妹が一人

 

5.どんな性格?人からはどんな性格と言われる?
個性的、世話焼き、嘘をつくのが苦手。
他人からはおしゃべりと言われるし、その自覚もあります。
職場では「なんにも考えてないように見えて、ちゃんと考えてるんですね」と、言われることが多い。

 

6.自分の長所と短所は?
長所:困ってる人をほっとけない、マジメ
短所:ワーカホリック、毒舌

 

7.好きな色
白、銀、ラピスブルー

 

8.趣味は?
音楽聴くと文章書く以外ならゲームかなぁ。最近はSplatoon3とテトリス99しかやってない。音ゲーRPG、パズル系が好きでアクションは苦手。


9.最近欲しい物は?
J Prideのイヤホン。

 

10.好きな食べ物・飲み物は?
甘いもの(ドーナツとブラックサンダー好き)、グラタン、ラザニア、コーヒー(ブラック)、ハイボール、タピオカミルクティー

 

11.苦手な食べ物・飲み物は?
マヨネーズとメロン。
マヨネーズはパスタサラダの麺に絡められていても無理。

 

12.好きな季節は?
冬。沖縄は降らないけど雪が好きだから。

あと、寒いのと暑いのなら寒いほうがいい。

 

13.好きな音楽ジャンルは?
グルーヴもの。聴いていて身体が自然と動くならジャンル問わず好き。

 

14.初めて買ったCDは?
NEWSの「NEWSニッポン」
子供の頃はジャニオタでした。当時はセブンイレブンが無くてネットショッピングで買ったなぁ(しみじみ)

 

15.学生時代の部活は?
中学→吹奏楽
高校→文芸同好会

 

16.小さい頃の夢は?
サウンドエンジニア、新聞記者、テレビの構成作家や裏側の人

 

17.尊敬する人物は?
文章を書く人であれば石田衣良さん。年上の知り合いが多いので、人として尊敬してる人はいっぱいいる。

 

18.Youtube何観る?(※音楽関係以外)
石田衣良の大人の放課後ラジオ、Shelfall、カカチャンネル、papikoタウン。
ニコ動でレトロゲームのゆっくり実況プレイばっかり見てるから、Youtubeはあんまり見ない。

 

19.スマホやパソコンの壁紙は?

スマホ:オリジナルで東京タワーの画像をpixivで探して一番よかったもの

www.pixiv.net


パソコン:FF8のリノア(一番好きなキャラ)。台湾の人が描いてるけど本っ当に美しい。こちらもpixivから。

www.pixiv.net

 


20.必ず持ち歩いているものは?
お財布、スマホ、イヤホン、スマホのバッテリー。

 

21.ファッションのこだわりは?
デニムと帽子

 

22.得意料理は?
厚切り食パンで作るフレンチトースト
スパイスカレー(最近作ってないけど……)

 

23.旅行の計画はきっちり立てる方?
電車の乗り降り、ホテルのチェックイン時間、ライブのOpenに間に合うような計算と、ざっくばらんにどこ行くかだけは考える。

 

24. 国内・海外で行ってみたいところ
国内:四国地方だけ行ったこと無いから四国のどこか。香川県でうどん三昧とか楽しそう。
海外:台湾、アメリカ(祖父の故郷ミシガン州とニューヨーク行きたい。)

 

25.お酒で酔うとどうなる?
マジメな部分が無くなり、ふざけて「私酔ってるーw」とか言ってくるアホになる。

 

26.自分の事好きですか?ネガティブ?ポジティブ?
今はどっちかでいえば好き。元上司が自己肯定感底上げしたのでポジティブな思考を身につけた。(※ネガティブが完全に消えたわけじゃない。)

 

27.友達多い?
めっちゃくちゃ少ない。

 

28.過去の自分に一言
人生捨てたもんじゃないよ。

 

29.今の夢や今後の目標は?
音楽の良さを伝えたい、音楽ライターになりたい、音楽に携わる人間になりたい。

 

30.最後に一言
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
頑張っていきますのでよろしくお願いします。

 

旧ブログで書いた自己紹介はこちら。

harimusic.hatenablog.jp

やってしまった……orz

 

やってしまった……もう二度とやらないぞと心に誓ってたのに……

 

 

 

ス マ ホ を ト イ レ に 落 と し た 。

 

 

 

被害者(者?)はXPERIA、現場は自宅。

トイレを使う前で水がキレイだったのと、イヤホンジャック側1/3ぐらいが水に浸かったのが不幸中の幸い。充電端子側だと詰んでた。

 

慌てて拭いて電源オフ。さらに外側は除菌タイプのウェットシートでも拭いて、イヤホンジャックに綿棒入れて可能な限り水を拭き取る。

ふと、SIMカードとSDカードも水に浸かったのか……?と、不安を抱えつつSIMカードを開けてみる。スマホの縁を綿棒で拭くと水気が全く無いし、カードはどっちも大丈夫。

 

 

スマホと除湿剤を一緒にジップロックへ。

 

 

実は、コロナ禍前にも旅先で全くおんなじことをやらかしていて。デニムだろうとスカートだろうと、トイレ行く前は必ずカバンにスマホいれるようになったのに。

「こんな失態、もう二度とやらないぞ……!!!」と誓ったのに。

 

 

 

WORKMANのズボンってなんであんなにスマホすっぽり入るんでしょうね。(※仕事から帰ってきての悲劇)

 

 

 

忍者の隠れ蓑かなにかですかって思うぐらい存在感がなかった。便利すぎるがゆえの悲劇。

旅先でやらかしたときは電源切って拭くだけ拭いて半日放置……したんだっけな。何事もなくそのまま機種変できた覚えがある。

ただ、鍋の翌日に洗剤を漬け置きしてた鍋にしっかり水没させたときは、1日除湿剤ジップロックしたけど、半年後ぐらいに動かなくなったけどね←

 

 

とりあえず半日ちょっと、16時間ぐらい置いたら大丈夫かな。

もう忘れないようにと自戒込めて書きましたが……こんなトホホな話にお付き合いいただきありがとうございました。

Skoop On Somebody「Nice'n Slow Jam -beyond-」Release Party配信ライブレポ

 

Skoop On Somebody「Nice'n Slow Jam -beyond-」Release Party配信ライブ全曲感想。

 

 

今回のRelease Partyはバンドサウンドをすごく強調してるライブだと思った。

ドラム、ベース、ギター、エレピやエロピといった生音が濃く、今そこで音が鳴っているもの、目の前で演奏しているサウンドを大事にしている。

 

大まかな曲の流れの中に、その場の空気が作ったリズムや旋律の小さな変化をいつも以上に感じた。

……だからこそ、聴きどころ見どころを伝えたいんです。3000文字近くあります。

 

アーカイブ日数は少ないですが、よりいっそうライブを楽しめたら幸いです。

 

 

Sha la la-From THE FIRST TAKE-

これはライブ全体を通して言えるけど「楽しむ」というよりは「曲と向き合う」という感じが強い。

故にKO-ICHIROさんのエロピソロにはっちゃけ感がなかったけど、他の楽器との息のあったグルーヴ感がいつも以上にあってよかったので、ぜひとも聴き比べてほしい。

 

あと、1曲目から細かすぎて伝わらないKO-HEYさんのドラムになってしまうけど、2番AメロとBメロの間に耳を澄ませてほしい。

「今まで失くしたもの」の後ろでシンバル叩いたあと長めの間を置いてからハイハットを叩くけど、この間がめちゃめちゃ気持ちいいので絶対聴いてほしい。

 

Coming 2 you-Remaster-

TAKEさんのイントロの高音フェイクが突き抜けるような声をしていた。これはファルセットが間違いないライブになる予感がして心の中でガッツポーズした。

 

そして、知念さんのリズムギターと小松さんのベースが交互にきたり、音が絡んだりするのよかったし、不意打ちのギターソロは聴こえた瞬間感電した。

 

Every Kiss,Every Lies

これは私の知ってるEvery Kiss,Every Lies~Plug&Play~じゃない。Discotique Nite2023で聴いて夢で終わらず音源化されてくれ……と祈ってCDに収録されて大歓喜した曲じゃない。

 

 

空気感に"Luvtone(Interlude)"が入ってる。

 

 

キーを下げてファルセットが増えて、エロピの色が濃厚になった結果、妖しさを含んだ甘ったるさが満ちてる。(なのに胸焼けしないどころか、むしろ欲してしまうからヤバい。)

特に追加された間奏の部分はドキドキしてるのに、I miss you girl....I miss you girl....ってファルセットで請うような歌声も聴こえてくるから……//////

 

 

ラビリンス~Mo' Passion~

イントロでフィンガースナップしてるKO-ICHIROさんがかわいい。だけどカメラが切り替わってピアノの鍵盤触れた瞬間引きでもわかるぐらい放つ空気が変わってるのがかっこいい。

 

あと、お願いだからこの曲はKO-HEYさんのドラムを堪能してほしい。あっちこっち叩いて大忙し、いろんな音が聴ける。

そのなかでもドラムの縁を叩いてカツカツ鳴らすリムショットを聴いてほしい。あんまり大きい音ではないけど、ずっと聴いていたいぐらいに心地いい。

 

きみには弱い

TAKEさんのマイク握る手とスタンドに添えてる手、色気しかない。特に添えてる手、色気しか無い(大事なことなので2回)

2番AメロのKO-ICHIROさんのアレンジがお洒落で好き。最初はちょっと間を置いて入ってきて、さらっと流れるタッチの音入れたり。素敵なので全集中で聴いてほしい。

 

ステラ

終盤のKO-ICHIROさんのピアノは必聴。

原曲だと声の厚みとストリングスで目立たないんだけれども、生音を活かしたライブなのでハッキリと聴こえる。

特に、TAKEさんがシャウトしたあとから動きが出てきて、音と音の隙間に滑り込むようになったり、優しくて打楽器感のあるタッチで、他の楽器と縦の音が揃うのは気持ちいい。

 

そのうえ、知念さんのかき鳴らすギターが壮大さの中にスパイスになっていて素敵。

 

 

椛~momiji~(Original Ver.)

2番サビのラスト「出会えたこと」で胸を叩いて「それが僕のすべて」で客席に手を向けるTAKEさんにグッと来る。

 

Cメロ「代わりはどこにもない」でTAKEさんが笑顔でKO-HEYさんを見つめて、KO-HEYさんもそれに応えるような優しい表情。このアイコンタクトと固く結ばれた絆の深さに感動した。

 

 

終わらないクリスマス

サビ前のKO-HEYさんのドラムのタムの音と間を聴いてほしい。原曲より音が増えてビートが細かくて気持ちよすぎる。ここの違いに気づかない人はマジで人生損する。

 

あと、ライブ配信中にチャットでKO-ICHIROさんが「ハピバレではなくカピバラと言おうか迷った」と話していたんですが、冗談言ってるのかなと思った。(し、ヘッドホンを落としそうになるぐらい笑った)

けど、見直すと一瞬迷った感じがあって「ぁー…ハピバレ!」って言ってるので、見てほしい。

 

 

 

One Life Stand

この曲の持ってる力、いい意味で恐ろしい。

前の曲がどんな曲であっても、KO-ICHIROさんがトークボックスのチューブ加えて弾いた瞬間空気がガラッと変わる。

 

T A K E さ ん が と に か く か っ こ よ す ぎ る

 

特に2番入る直前、KO-ICHIROさんの高い音からのグリッサンドがばっちりカメラに抜かれてて「ゎー!ライブアレンジ超かっこいいー!!」と思ってたら。


そのあとですよそのあと。


突然TAKEさんが椅子に座って知念さんのギタープレイを間近で歌いながら見てる。(知念さんはそれにギターの音色で答える。)

観客側へと振り向い眼力が強すぎるガン見、こっちこっちと指で手招きする。

 

……//////////////////////////

 


TAKEさんの眼力に捉えられてた。逸らそうにも逸らすことができない、完全に捕まってしまってた。(※ガン見されると恥ずかしくて条件反射で目を逸らしてしまう人)

そのあと立ち上がって指で客席を指してるところもかっこよかったです……!

 

 

祈り(Club SOS ver.)

ハーモニーの力強さ。これに尽きる。

音数が少なくラストナンバーなだけあって、声を張って歌っている感じにはグッとくる。

 

そして、後半の"I Never give up..."と繰り返すところは、KO-HEYさんのカホンのビートが細かくなって、TAKEさんが鳥肌立つファルセットで思いっきり歌う。

ビートに乗ってよりいっそう歌声に熱が入る感じは、見ていてドラマティックって感動した。

 

 

おわりに。

 

パソコンで音楽を作る「打ち込み」は当たり前の時代、ときどき楽曲クレジットを見ていると「これ人が演奏してないの!?」と驚いたり、歌や演奏をあれこれ直せる。技術の進歩って本当にすごい。

 

だけど人の心を動かすのって、やっぱり人だと私は思うんだ。特に、こういった人肌感や熱を非常に感じる音楽ってどんどん減ってしまってるから、どこか尊さを感じてしまうものがあった。

 

 

……あと、MCではステラがこのアルバムのヘソになるという話をしていた。たしかに、今の時代は「心に寄り添う曲」はすごく求められてると思う。

心が不安になるようなニュースや社会への不満が満ちてるし、みんな必死に生きているからね。

 

だけど、グルーヴや色恋、不埒さを感じる曲を作るをコトも忘れないで欲しいな。現実を忘れるぐらいドキドキしていたいし、音楽で身体揺らすのって楽しいでしょう?

 

なにより、真剣に音楽と向き合いながらもノリノリで楽しみたい気持ちがステージの上から感じられたのだから。

 

 

この記事がよかったら、左下の★マークをお願いしますm(_ _)m

『音楽と恋に落ちる』よしこれで行こう。

『おとひび - 音楽といっしょに過ごす日々』というブログタイトルをつけてみたものの、いまいちしっくりこない。

正直、微妙過ぎる……そうモヤモヤしていると、中学生の頃の記憶が頭をよぎった。

 

「hariって好きな人いるの?」と、気になってる人の前で友達に聞かれて、思わず「音楽が好きかな」と私は答えた。

「なにそれw」「音楽って人じゃないじゃんww」ってネタにされて終わったけど。

 

でも、なんだかんだ言って大人になった今でも一番音楽が好きなんだよね。

誰よりもそばにいて一人にさせない、そしてなによりも夢中になれる存在。

……そういえば、江國香織さんの小説『東京タワー』では「恋はするものじゃなく、おちるものだ」なんて一文がある。

 

 

音楽と恋に落ちる

 

 

ぁ、いいかも。ちょっとロマンチック過ぎるかもしれないけど、個人的にしっくりきた。

4文字に縮めると「おとこい」で語感的にもいい感じ、そのうえXで使ってるオフィシャルアカウントもない。

 

 

『おとこい - 音楽と恋に落ちる』これでいこう。

 

 

 

 

ここでお知らせ。

旧ブログ『ヘッドホンといっしょ』の頃には『ラジオといっしょ』というXスペース番組を月2でやってました。

これが復活します。月2ではなく毎週月曜日です。

 

番組名は『音楽と恋に落ちる@radio(あっとらじお)』ハッシュタグは『#おとこいラジオ』です。

アーカイブも残しますが、1人で喋るのでリアルタイムでのリスナーやコメントがあるとすっごく嬉しいです。もちろん、前もってのメッセージも嬉しいです。

 

 

3月18日のテーマは『お寿司』

ウルトラ寿司ふぁいやーの新譜リリースとワンマンライブが近いのでウル寿司や『お寿司』について語ってみようかなと思います。

メッセージは、シンプルに好きな寿司ネタ、旅先で食べて美味しかった寿司、好きなお寿司屋さんのチェーンなどなど……お寿司にまつわるコトならなんでもOK!

 

 

音楽と恋に落ちる@radioのメッセージフォームはこちら!

docs.google.com

 

 

ブログのシェアやはてなスターよろしくお願いしますm(_ _)m

Skoop On Somebodyアルバム"Nice'n Slow Jam-beyond-"レビュー

Skoop On Somebodyアルバム"Nice'n Slow Jam -beyond-"全曲レビュー。

収録された楽曲は"-beyond-(越える)"と銘打ってるだけあって、過去を越えるような楽曲ばかり。こだわり抜いた音質、年齢を重ねたことによる深み、音楽を突き詰め続けて得た圧倒的スキルと濃厚さ。

 

"1997"でしっかり足並みを揃えた3人が過去と対峙し作った今作は、今現在のSkoop On Somebodyを感じられる一枚となっている。

 

(※途中で他の記事に関する話とリンクがありますが、記事の引っ越しが終わるまでは前ブログの記事を貼っています。)

 

 

 

 


1曲目:One Life Stand

トップバッターから「こういうのを待ってたんだよ!!!!!」って、めっちゃくちゃ声を大にして言いたいぐらい、濃厚なファンク。

2021年に武田と哲也の"Time Of Love"を聴いたときから「TAKEさんってホントはこういうのがやりたんじゃないの?でもKO-HEYさんがいないから……」そう勝手に思ってた。本当に嬉しかった。

 

ドラムの一音一音が好きでしかない。身体にダイレクトに来るキック、尾を引くように聴こえるハイハット、間が絶妙なスネア。身体が動く音してる。

トークボックスもパソコンでデジタルに加工……なんてちゃちなコトをせず、実際に演奏したものを入れているし、Aメロの頭やサビの終わりなどで聴こえてくるスクラッチ音もすんごいハマってる。

 

歌声に関しては好きの塊。ゾクゾクしっぱなし。「囁く」「一人で声を重ねる」という二大性癖をここまで的確に撃ち抜かれるとは思わなかった。

イントロのコーラスを追っかける"one life...stand..."、Aメロでリードボーカルをファルセットがなぞるのはホントに顔真っ赤だし、外側から包むようなKO-HEYさんとKO-ICHIROさんハーモニーも気持ちいい。

(そして、間奏でTAKEさんが"Good Cause!!"って言うのがかっこいいでしかないんだよなぁ……(思わず漏れる心の声))

 

REJOIN以降からだと21曲("Take a Break"、J-WAVE"ALL GOOD FRIDAYの"COVER ME"を含めると32曲)作っているけど、その中で3本の指に入る。それぐらい大好きです。

 

 

 

2曲目:きみには弱い

甘いんだけども甘ったるくないスムースさとグルーヴを兼ね備えた一曲。

 

TAKEさんのいい意味でニクい歌声、KO-ICHIROさんの甘いエロピの音色、KO-HEYさんの音と音の間が気持ちいいドラム。それに加えてTRI4THさんの生のホーンと小松秀行さんの音が大人の空気感を作り出している。

 

グラミー賞を受賞したミックスエンジニア、Gerry Brownの常識を逸脱した痺れるサウンドメイク、マスタリングはMike Bozzi が担当する。細部まで細かく作り込まれたサウンドは必聴。

この曲に関しては3000文字以上かけて徹底的に語り尽くしましたので、こちらからチェックしてほしい。

 

 

 

3曲目:Sha la la -From THE FIRST TAKE -

これまでSha la laは4作品(原曲、Club S.O.S. version、Mellow Flavor、New Mix)。そしてこのFrom THE FIRST TAKEで5作目。

 

Club S.O.S. versionはアコースティックな構成。音が非常にキレイに録られていて、アコギやコンガとボンゴの音がしっかり耳に入ってすっと溶けていく。原曲リリースから約2年半の月日が流れていて、原曲よりも歌声とコーラスに磨きがかっている。

 

Mellow Flavorは外部コーラスが参加し、アカペラ寄りのあたたかいアレンジとなっている。しっとりとしていて聴き心地がいい。

New Mixは歌声等は原曲そのままだが、ドラムが100%打ち込みでコーラスからKO-HEYさんの声が消えた。20年という節目に2人で歩く決意のSha la laなのだろうかと私は思ってる。

 

そして今作-From THE FIRST TAKE -は、今現在の等身大のSkoop On Somebodyといえるナンバーだ。

TAKEさんの歌声とKO-ICHIROさんKO-HEYさんのハーモニーは素朴な感じがあり、エロピの音は優しく耳馴染がよく、ドラムはしっかりとリズムを刻み支える。

S.O.S.バンドのギター、ベース、シンセサイザー、コーラスと共に織りなすサウンドは、紆余曲折の25年間を感じられる味わい深い一曲。

 

 

 

4曲目:ラビリンス~Mo' Passion~

原曲とは対を成すようなアレンジをKO-HEYさんが施したラビリンス。

ミックスとマスタリングは「きみには弱い」と同じGerry BrownとMike Bozziのグラミー賞タッグが担当している。

 

原曲はアルバム"What is Love?"収録。KO-ICHIROさんこだわりの重低音(おそらく低域共振)が入ってる。(※1)

ライブであの重低音を一度浴びてしまうと快感が忘れられない。楽曲を聴いていると、耳の何処かが呼び覚まされるような感覚に陥るぐらいだ。

その重低音を中心に、無機質な打ち込みサウンドで音同士の間を活かした作りになっている。

 

Mo' Passionは楽曲の肝といえる重低音をばっさりカットし、ラテンパーカッションをふんだんに使い、ドラムの音は思いっきり前面に出している構成。

哀愁漂う富永寛之さんのガットギターは心に沁みるし、間奏の終盤のKO-HEYさんのドラムとの息のあった演奏には思わず息を呑んでしまう。

 

それと……個人的に『どこまで音を作ったのか』が気になる。

ドラム以外にはコンガ、ボンゴ、シェイカー、カバサ、クラップがあるけど、クラップは1つだけじゃなくて、何種類かある。

 

曲にハマる音の素材を探してきて打ち込んで終わり……なのか、実際に楽器叩いたりして録音したのか、マジで知りたい。KO-HEYさんなら音から作っていてもおかしくないと思ってる。

 

最後に……箇条書きですが『細かすぎて伝わらないラビリンス~Mo' Passion~の好きな音』を3つ紹介します。

  1. イントロのクラップの使い分け(2種類の音を使い分けてる。KO-ICHIROさんのピアノが入ると音が揃う。知ると鳥肌が立つ。)
  2. 2番Bメロで思いっきり前に出るKO-HEYさんのコーラス(Mike Bozziさんは相当KO-HEYさんが好きなのかなと思う。素敵。)

  3. 最後のサビで1回だけクラップのビートが細かくなる(これすっごく好き!)

 

 

 

5曲目:ステラ

デジタルの時代になり、すっかり変わってしまった人達に疑問を投げかける一曲。(KO-HEYさん曰く「説教ソング」)

 

音数が少ないからこそ、歌声、ドラム、ピアノの存在感はどれもとても大きくて、ラストのコーラスは本当に声をいくつ重ねているかわからないし、壮大に広がっていくのだから圧巻物。

……だけど、流石にサビは短すぎると思った。でも同時に、無駄にあれこれ並べずシンプルイズベストのメッセージを届けたいという意思を感じた。

とはいえ、賛否両論になるのを覚悟しての挑戦的な姿勢はすごくいいと思う。

 

MVに関しては、KO-HEYさんがラジオで「賛否両論があるものしたい」と提案しリップシーン(音源に合わせて歌う)や当て振り(音源に合わせてに演奏)が全く無い異色の作品になっている。

TAKEさんの背中だけが映るシーンがありますが、KO-HEYさんは音楽雑誌(※2)で「背中が鳴ってる人、体全体で音が鳴っている人っているんですよ」と話をしていたことがあり、それが映ってるコトにすごく感動した。

 

 

 

6曲目:椛~momiji~ Original Ver.

映画『引き出しの中のラブレター』の主題歌として使われた方のバージョン。これまで映画でしか聴けなかった音源を収録。

 

シングル版はKO-HEYさんが抜けてしまった穴を埋めるためにストリングス隊を入れ、ギターには知念輝行さんを起用。

知念さんのギターでグルーヴを補強したりフレーズを添えたりし、イントロの最初や盛り上がるところでは厚みのあるストリングス隊を聴かせる。打ち込みのビートにはKO-HEYさんのような魅力はないので控えめ。

 

映画側に完成した楽曲を提出し、KO-HEYさんが抜けて大慌てで作り直したと思われるが、KO-ICHIROさんのリズミカルなピアノを活かしゆったりとした感じの曲に作り変えたのは、本当にすごいことだと思う。

 

 

今回収録されたOriginal ver.は、様々な音と音の「間」を活かしたものだ。

曲の軸となっているKO-HEYさんのドラムや打ち込みは存在感抜群、特にキックとハイハットリムショットの脈打つビートが気持ちいい。

KO-ICHIROさんのエロピは曲の下敷きになり、音色が多いサウンドをしっかりと支えてグルーヴの隠し味になっている。

 

そこに曲を引き立てるヴァイオリンとヴィオラが入り、トッピングのようなエレキシタールやグロッケンが聴こえる。

すっと両脇から隙間を縫うように入ってくるエレキギター、そっと添えるような高音のピアノ。この彩り豊かなサウンドが素敵。

 

あと……TAKEさんのボーカルを録りなおしたのかはハッキリとわからないけど、こころなしかシングル版はすごく丁寧に歌ってるように聴こえて、Original Ver.の方がグッとリズムに乗ってる気がする。

 

 

 

7曲目:Every Kiss,Every Lies~Plug & Play~

KO-HEYさんアレンジにより、甘くて華やかな大人の空気感が月明かりとギラギラ感がある大人の夜へと変貌を遂げたナンバー。

 

原曲は久保田利伸さんからの楽曲提供であり、アレンジにはSKY-HIやBE:FIRSTといったBMSG所属アーティストやちゃんみな、miletをプロデュースするRyosuke"Dr.R"Sakaiさん。今や超売れっ子。

 

華やかな大人の夜感を演出している音色豊かな打ち込みのサウンドは、鍵盤がとても色濃く出ている。

ビートはTR-808の音や水が落ちる音や流れる音を使い、TAKEさんがコーラスと重ねた歌声とKO-ICHIROさんのボコーダーが交互にくるサビには惹き込まれてしまう。

 

 

KO-HEYさんがアレンジしたPlug & Playは、いきなりドラムから始まる超不意打ち展開。原曲の音が横に流れていくような感じに対して、ビシッと音の縦を揃えてる。

主役でをしっかり聴かせるような形になっていて、重ねたコーラスやボコーダーはほぼ全てカットされてコーラスは控えめ、歌がない部分ではギターのメロディアスな音が聴こえてくる。

 

サウンドに関しては臨場感があるKO-HEYさんのドラムの音、ひっそりとしっかりとリズムを刻む知念さんのギター、小松さんの艷やかで太く揺らぐベースのグルーヴには味わいがある。これは無機質な打ち込みでは300%絶対に作れない音。

そのうえ、原曲ではスパイスのひとつになっているTR-808の音が思いっきり前に出てドラムとがっつり絡み合う。これがものすごく堪らない。

 

また、これはDiscotique Niteライブレポでも書いたが……もし、Mint Conditonが"Every Kiss,Every Lies"やったらこうなるだろうというような雰囲気も感じられる。

 

 

 

8曲目:Coming 2 you -remaster-

KO-HEYさんこだわりのリマスターがされた"Coming 2 you"

 

KO-HEYさん曰く「すっきりどっきりはっきり」「天井も広くなるし、下もズドーンといく」「よりクリア。奥行きも出た」とのこと。(※3)

 

正直、これ以上にわかりやすい説明が本当に思いつかなかったです。なので書かなくていいですか?……なんてコトはもちろんしません。わかりやすく文章にできたものを3つ紹介します。

 

  • シングル版のイントロ0秒から使われてる涼しい音をカット&追加
  • 重低音(キック)が突き上げる感じと広がりのある音になった
  • サビのコーラス(Ah-)のところで音のアタック(耳に入ったときの感じ)が強くなった。

     

KO-HEYさんは「曲を作るときは全部の音が頭で鳴る」「一曲として全部鳴っている」とインタビューで答えている(※4)

リリース後にKO-HEYさんの頭で鳴った音があって、ピッタリに合わさるような細かい微調整をしたのだろうか。どちらにせよ圧倒でしか無い。

 

 

 

9曲目:祈り~Club SOS ver~

今現在の、ありのままのSkoop On Somebodyを感じることができる一曲。

 

原曲はデビュー2年目、通算7枚目のシングルのカップリング。当時は渾身の一曲である”Everlasting Loveが"シングルカットされるもいい結果を残せず、落胆し苦境に立たされていた頃だ。

故に今と比べると、いい意味での青く強く訴えかけるものがある。打楽器感には必死さを感じるKO-ICHIROさんのピアノと、序盤は丁寧に歌うも終盤では感情を解き放つTAKEさんの歌声、そして、3人で重ねるだけ重ねた重ねたコーラス。

特に、言いきかせるように"I never give up"と繰り返すのは、非常に心に沁みる。挫折を感じてるときに聴くと寄り添って、やり場のない気持ちを受け止めてくれる。

 

今回収録されたClub SOS ver.は、なんといっても至高と呼べるぐらい音がいい。

ピアノは優しく滑らかにメロディを奏で、カホンはそっとだがしっかり息づくビートを刻み、歌声には歳月を感じる深みとたくましさがある。

右からはKO-HEYさんのコーラスがよく聴こえ、左からはKO-ICHIROさんの声がよく聴こえる。それはまるでライブを聴いているような臨場感を味わえる。

 

Club SOSスタイルならではのナチュラルで心地良いサウンドを、3人が追い求め続ける「いい音」で存分に感じてほしい。

 

 

 

10曲目:終わらないクリスマス

ほっこりあったかいクリスマスソング、ボーナストラック的な一曲。

 

歌詞から先に作る『詞先』で作られたナンバー。詳しく書くと、TAKEさんが歌詞を書く→KO-ICHIROさんがそれを見て曲を書く→受け取ってTAKEさんが歌詞を直したとのこと。

 

歌詞に関して

「まばたく 輝く あなたの瞳が」は「輝く」の一言が入ってるのが好き。女の子は純粋無垢っぽい感じがあっていい。

「見つめあうそれだけで 心はソワソワ」というちょっとだけ心高鳴る言葉をいれるだけで、ほっこりとした日常にドラマティックな演出がされているのが素敵。

「羽ばたく かさなる 真っ白な吐息が」は情景が浮かぶし絵になっててすごくすごく好き。見えてくる風景がキレイというTAKEさんの歌詞の真骨頂が発揮されてる。

 

 

曲に関してはハンドベル、グロッケン、鈴のクリスマス定番の音色が楽曲を彩っているけど、鈴が打ち込みじゃない気がする。イントロのシャンシャンだったり、ずーっと鳴っている音に人っぽさを感じた。(間違ってたらごめんなさい;;)

また、KO-HEYさんとKO-ICHIROさんがリードを取ってる部分が長いのもほっこり感があるし「Merry Christmas」「メリークリスマス」「メリクリ!」は三者三様の人柄が出ていていいなと思った。(ちなみに、指示はTAKEさんがしたそうです。)

 

世の中に不穏な空気が流れているからこそ、こういった何気ない日常のほっこり心温まる幸せが素敵だと思うし、一緒に一息ついてる時間ってとても大切なんだなと感じた。

 

 

 

まとめ。

実は、"beyond"という単語には『越える』以外に『遥か彼方』という意味もあります。

過去を越え、遥か彼方を目指しどこまでも素敵な音楽を追求していく……この先もSkoop On Somebodyから目を離せない。

 

 

 

(※1:2021年3月24日オンエアの倶楽部SOSでラビリンスの音のこだわりについて触れていてるが、おそらく人の耳には聴こえない重低音の鳴らしスピーカーの音を良くする低域共振の話だと思われる)

(※2:Breath2004年1月号)

(※3:倶楽部SOS2023年11月29日放送回)

(※4:2022年12月19日ドラムマガジンWeb版インタビューより)

 

最後にお知らせです。

このアルバムのリリースパーティーの配信ライブが3月14日にあります。記事を読んでよかったと思う方は、チケットを買ってチェックしてみてくださいね

 

liveship.tokyo

wixからお引越ししてきました。

 

はじめまして。hariといいます。

2021年4月から2022年10月までnote、2022年11月からは「ヘッドホンといっしょ」という音楽紹介・プレイリストブログをWIXで書いてました。

だけど、はてなブログに引っ越そうと思いました。理由が……

 

 

wix重い。

 

 

サイトを開くと表示エラー、アプリがクラッシュして書きかけの記事がパー……と、いうのも数回経験したので、流石に限界を感じた。

(あと、Xのシェアボタンが反応しなかったりとか、他にも慣れてしまった不具合とかもあるかも。。)

 

 

htmlもCSSもサッパリで、全コピペでWIXから記事を持ってくる……絶対大変じゃん……でもまあ、なんとかなるでしょう←

 

主に好きな音楽を紹介したりSpotifyApple Musicのプレイリストを作成して投稿しつつ、日記なども書いたりしてました。

音楽はなんでも聴きますが、特に好きなのはSkoop On Somebody。去年メジャーデビューしたウルトラ寿司ふぁいやーも好きです。

 

 

過去記事の移動をしつつですが、更新を頑張っていこうと思ってます。

よろしくおねがいしますm(_ _)m

礼節と情熱の狭間で鶏白湯ラーメンを作る。

月10件投稿を始めた頃ぐらいから「文章に熱を込めすぎないように」と意識し始めたけど、かえってどこか味気ないな……と思っている私がいる。

ライター志望なんだし、このブログの初期の頃のような熱を持った話し口調の文章やめなきゃな……そう言い聞かせてるものの、やはり熱感がある文章は読み返すと面白いなぁと思ってしまう。

 

 

 

ソレに比べて、今の私の文章はガチガチに固まってると言うか、なんというか。味気ないな←

 

 

 

マジメで礼儀をわきまえる部分だけが色濃く出ていて、アホなオタクの部分が薄味なんだよなあ。とはいえ、ある程度のマジメさは必要だと思い礼節さを加えて熱感を削っていくと……なんだか退屈。変に熱を意識するとかえって文章が濁っていくし……あーもー、難しいことを考えなかったあの頃に戻りたい。

 

……だけどきっと、この狭間にベストなさじ加減があるのはわかるんだ。ブログってWebメディアとはちょっと違うから、無駄にかしこまるよりも少しくだけたぐらいがいい気がする。問題はそのくだけた感じなんだけどね。

 

以前、友達に「hariはオタクみたいな濃厚博多とんこつラーメンな文章というよりは、塩で味を整えた濃厚鶏白湯ラーメンを目指したほうがいいんじゃないかな」と言われたことがある。この言葉が非常に的を得てる気がする。(ちなみに、どっちかというとラーメンは塩派)

 

 

「渾身の1杯」と自信持って言えるのは、1997のレビューや一昨年のSkoop On Somebodyクリスマスライブツアーレポ。最近だと2023年年間ベストやSOUL SOUPのレビューかなぁ。ただこの4つは相当こだわったし、こういう感じで月10件は今の私にはとても厳しい。

 

だから、さくっと手軽に作れる鶏白湯ラーメンも準備しなきゃいけないワケで。基本、お店のメニューって1品だけじゃないしね。

礼節やマジメさと、情熱やアホなオタク感との絶妙な黄金比を探してる。行列の絶えない人気店になれるように頑張らねば(`・ω・´)シャキーン